◆社会問題化する現代病
うつ病、○○依存症など、社会に適応できない精神疾患の若者が多くいます。精神バランスを崩した時には、一応「心療内科」に行くということになっていますが、病院では、話を聞いてくれて、精神安定剤が処方されるだけ。精神安定剤には、不安や緊張をやわらげ、筋肉の緊張を取る作用がありますが、もちろん副作用もあります。一度薬漬けにされた患者には、そのうちあちらこちらに弊害が出てくるようです。そして次第に患者は大量の薬を飲まなくちゃいけない身体になって、正真正銘の病人になっていきます。もうそうなったら、なかなか社会復帰できません。もちろん医者はそれを知っていて、説明もろくにしないで薬を処方しているのが実態です。医者たちもそれが彼らのビジネスだから仕方がないのかもしれないが、なんという社会構造なのでしょうか。
厚生労働省のHPによると、「精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年は320万人と依然300万人を超えています。内訳としては、多いものから、うつ病、統合失調症、不安障害、認知症などとなっており、 近年においては、うつ病や認知症などの著しい増加がみられます・・・・・・・」となっています。ここには行政としての対策は何も書かれていません。
西洋医学の限界は、がん治療などの側面にも表れています。最近は、治療を受けないがん患者も出てきましたが、統計的にみると、抗がん剤や放射線治療、手術による切除などのがん治療を受けると、何もしない場合よりも寿命が短くなるというデータがあるからです。ですから、医者は自分自身ががんになっても、患者に対して行っているがん治療を受けないのです。彼らが、患者の寿命が短くなるのを知っていてそういった治療を行っているのは、医学の発展という大義名分があるからに過ぎません。つまり、病院では、私たちはモルモット扱いなのです。
これらの精神疾患や現代病は昔は存在しなかった病ですから、東洋医学を学んでも対処法は出ていません。現代医学の中心となっている西洋医学でも抜本的な治療法はまだ見出していません。だから今こそ、数千年の歴史がある伝統医学に立ち返って、再度アプローチをすべきだと考えています。
日本は多くの添加物入りの食品が販売されています。添加物に対する基準が最も緩く、マーガリンが堂々と売られている国は、先進国の中では珍しいものです。でも、それを急に変えることができないのは、経済社会が打撃を受けることを想定してのことなのかもしれません。
添加物だらけの食生活文化と複雑すぎる社会構造によって生み出されたストレス。これらは私たち現代人の身体を蝕み続けています。日本の総人口の40人にひとりは、精神疾患の患者であるにもかかわらず、国は何も策を講じていません。こうした現代社会の中で私たちTTMAラボができるのは、ひとりひとりの疾病の緩和や体質の改善を目的とし、東洋医学的なアプローチを試みること。そしてひとりひとりを幸せにすること。それがひいては社会を変えるきっかけになればいいと考えています。 |