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CLINICAL APPROACH

 
  クリニカルアプローチ  
     
     
  眼精疲労  
     
   
     
 

パソコン作業による身体の疲れや不快感は、目の疲れ(眼精疲労)と直結しています。それを示すように、仕事でパソコンなどを使う作業をしている人のうち、身体的な疲労や症状を感じている人の90%以上が「目の疲れ・痛み」を感じているという調査結果があります。目の疲れだけで伝統医学を受けにこられる方はあまり多くありませんが、様々な症状に伴って多かれ少なかれ眼精疲労を感じている人は結構多いものです。

眼精疲労を感じている方は、やはり日頃から目をよく使っている人が多いのですが、別に激しい運動をしていないのに、かなり強い疲労を感じることもあります。中医学の観点から解釈すると、目の酷使は五臓六腑のうちの「肝」を消耗します。「肝は血(けつ)を蔵(ぞう)す」と言われます。血とは現代医学の血液の概念よりも広く、体を循環する滋養物質を意味しますが、肝はこの血を貯蔵する銀行のような働きをしています。肝が血で満たされていると、「気を巡らせる」というもう一つの重要な肝の働きが発揮されます。気が巡ると気分が良く筋肉も滑らかに動きます。逆に気が巡らないと肩凝りや頭痛などの症状となって現れます。気が滞って巡らなくなった状態を「気滞(きたい)」といいます。気滞はストレスや冷えなど様々な要因で起りますが、現代社会では肝の血の不足(肝血虚(かんけっきょ)といいます)が主な要因となるケースが多いと思います。

中医学でいう「肝」は身体の部位では、目、筋(すじ)、爪と深い関係があります。ですので肝の血が不足すると目が疲れたり、目の奥が痛くなったり、目まいがしたり、筋がつっぱったり、こむら返りしたり、爪の色が悪くなったり、爪に細かい縦シワがでてきたりしてくるのです。また、肝は情緒の安定に深く関与していますから、イライラしたりクヨクヨしたり、怒りっぽくなったりといった症状も伴い易くなります。全身をゆったりマッサージすることで、確実に疲労を解消することができます。

 
     
     
     
 

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