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TRADITIONAL MEDICINE

 
  伝統医学理論  
     
   
     
 

東洋の伝統医学では、西洋医学のように身体の部品を診て、修理したり交換したりするわけではありません。パーツではなく細胞レベルで診ていきます。骨も筋肉も内臓もすべて細胞から出来上がっているわけです。ひとつの細胞に「氣」「血」「水」の3つの要素が循環すれば、その細胞は元気になります。そして細胞の寄せ集めである身体はおのずと元気になるというものの考え方をします。

「氣」は生命エネルギー、「血」は栄養や酸素を運んでくる血液、「水」は涙、鼻水、リンパ液などの体液です。血液はポンプである心臓からどーんと送られますが、大動脈~動脈~毛細血管へと徐々に細くなります。拡大してイメージするとこうなります。大動脈は消防車のホースのように強くて破れない血管。動脈は庭の水まき用ホースのようなもの。そして、毛細血管は圧をかけるとしみだすガーゼのようなものとお考えください。毛細血管は筋肉中にあるわけですから、筋肉を圧迫することで血液は静脈のほうに送られ、圧を緩めることで新しい血液が筋肉中に送られるわけです。この仕組みがまさにマッサージの圧迫です。

「水」はリンパを主に考えますが、リンパ管は全身の皮膚から約5ミリくらい下に張り巡らされています。リンパドレナージュやオイルマッサージで擦ったりこすったりしているのは、リンパなどの体液の循環を促進している行為なのです。分かりずらいのが「氣」ですね。生命エネルギーといっても、目に見えない存在ですから、どうもうさんくさく感じる部分があります。「氣」のことをタイ伝統医学やヨガでは「プラーナ」と表現しますが、いずれにしても、中国、インド、タイなど世界中の古代伝統医学は、すべてこの生命エネルギーが存在している事実の上に成りたっている理論です。

 
     
 
◆伝統医学・古典医学の融合
「鎌倉極楽寺ダブルヨガマッサージレッスンスタジオ」では、リラクゼーションに過ぎなかったマッサージや各種トリートメントを総合的な治療法として実践しています。これは、タイ伝統医学の理論だけでは臨床治療に限界を感じたことに端を発していますが、タイ伝統医学は残念ながら文献が現存していないため、もともと影響を受けたとされるインド医学や中医学についても調査を行ってきました。しかし、どの古典医学も多くの謎や不明点が残されているのも事実でした。例えば、タイ医学の元になったインド医学ですが、エネルギーの通り道が異なります。ヨガでいう「ナーディ」はエネルギーラインのこと。これはタイ伝統医学の「セン」に相当しますが、身体の中心を通る「スマナ」こそ一致しますが、左右に走る「ピンカラ」と「イッタ」の通り道は異なるというレベルではなく、スマナを軸として身体の中心を右回り、左回りで螺旋を描くようにして存在しています。全く考え方が違うのがご理解いただけると思います。東洋医学においてもツボの通り道である経絡が存在しますが、「セン」と比較すると、エネルギーラインの通り道は約8割程度合致します。そこで、正経12経脈と奇経8脈の通り道と「セン」の通り道を比較分析することで、エネルギーライン1本1本の意味が深く解明でき、具体的なアプローチに応用することができます。「鎌倉極楽寺ダブルヨガマッサージレッスンスタジオ」は、タイ伝統医学を中心に多くの伝統医学、古典医学、東洋医学を用いて、TTMAの研究機関としても科学的なアプローチを試みていきたいと考えています。多くのセラピストやマッサージ師がクライアントの体調を整えることができるようになって、たくさんの人が健康と笑顔を取り戻せることを願っています。
 
     
 
 
     
 
◆伝統医学を検証する試み
伝統医学は古代から行われてきた古典医学であり、現代はその伝承医学が病気を未然に防ぐ予防医学や代替医療として認識されるようになってきました。この100年足たらずのことですが、西洋医学が急速に発展したことにより、伝統医学はうさんくさいものとして認識されるようになり、影をひそめたのでした。ところが、西暦2000年ごろから、これらを見直す動きが世界的に強まり、現在も加速度的に伝統医学が見直されてきています。過去の群雄割拠の時代には、国は存在していませんでしたが、現在のインド周辺、現在の中国周辺、そして、現在のタイ周辺には、それぞれ古典医学が存在していました。それらは現在もインド医学、中医学と呼ばれていますが、タイ医学はそれら2つの影響を受けたものとして知られています。それらの伝統医学は、気候や風土、その土地の習慣や民族性によって、それぞれ時代と共に異なる形に発展しました。そして、現代に至っては、それぞれが独立して存在し、融合する動きは図られていません。いずれにしても、これらは人類の叡智の結晶であり、古いものだからという理由で検証もせずに捨て去ることは、ひょっとしたら、人類の財産をどぶに捨てるのと同じことなのかもしれません。後になって後悔する前にこれを検証してゆこうと思います。現代医学(西洋医学)も完全ではありません。その治療法は常に変化し、過去の常識は次々に塗り替えられていくものです。例えば、以前はやけどをしたら、冷やしてはいけないものでした。でも、現代はすぐに冷やせと言われます。最近は、誰もが情報を発信できる時代です。ネット上にもたくさんの嘘やいいかげんな情報が氾濫しています。TTMA(特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会)は2000年より、タイ古式マッサージを普及するための業界団体として活動して参りました。少なからず、私たちはいい加減な情報を提供することは致しませんでした。だからこそ、私たちが伝統医学を検証し、それを多くの人たちに伝えることが使命と感じました。この伝統医学を検証する試みは、どの国に伝わった伝統医学がいい悪いではなく、これを利用して役立てていこうとする私たちにとって、これが本当に効果があるのかないのかを検証することが最も大切であると考えています。
 
     
 
 
     
 

◆タイ伝統医学の基本
タイマッサージが突出して有名な施術になりましたが、タイマッサージはタイ伝統医学の中のひとつの施術法であって、決して「タイマッサージ=タイ伝統医学」ではありません。タイ伝統医学は、その内容を見る限り、独自の古典医学理論であって、古代インド医学アーユルヴェーダの影響を強く受けていることがわかります。

◇タイ伝統医学における病気の原因
1、ソムットターン(タイ伝統医学における宇宙の構成要素)
2、ウトゥ・ソムットターン(季節、気候)
3、アユ・ソムットターン(年代)
4、プラテート・ソムットターン(土地)
5、ガーン・ソムットターン(時間)
6、ロークグート(生活習慣)

◇タイ伝統医学における宇宙の構成要素である「タート」「ソムットターン」
タイ古式マッサージは、古代インド医学であるアーユルヴェーダの影響を強く受けています。アーユルヴェーダでは、宇宙の構成要素を5つ(空・風・火・水・土)に分けているのに対し、タイ伝統医学では(土、水、風、火)の4つに分類しています。そして宇宙と人間の体はそれぞれが分離しているわけではなく、相対関係にあるという認識に立っているので、人体もまた4要素で成り立っていると考えられています。これらの4大要素をタートまたはソムットターンといいます。「土」は体の20器官を構成し、「水」は体内を流れる12の液体を作り出し、「風」は体の6つの動きを織り成し、そして「火」は体の4つの熱を生成すると考えられています。 これらの4つの要素が良いバランスを保っているとき、身体は正常に機能します。また、これらの4つの要素のうち、ひとつだけが突出して目立つもので、これを「ジャオルアン」といいます。「ジャオルアン」は、母親の胎内にいるときに決まるもので、通常6歳までは変化しないといわれています。その後の育ち方や環境、食生活で変化することもあります。これらのバランスが崩れることで病気の原因になると考えられており、それぞれの人に違った性格や性質があるように、ひとりひとりに体質が区分されます。自分自身の体質を知っておくとよいでしょう。

1、タート・ディン
「土」 の要素で燃やすと土に返る性質を持つものをさします。

・「土」が構成する20の器官
髪、毛、爪、歯、皮膚、筋肉、靭帯、骨、骨髄、脾臓、心臓、肝臓、筋膜、腎臓、肺臓、大腸、小腸
新しく食べた物、古い食べ物、脳、脊髄

・ジャオルアンが「土」の場合
体格は大きく、肌はやや黒く、髪は多く黒い。声は大きくよく通り、骨は丈夫で太い。体重は重く、肥えていて頑丈で、各器官も健康である。

2、タート・ナーム
「水」 の要素で流れたり浸透したりする性質を持つものをさします。

・「水」が構成する12の液体
血液、汗、胆汁、痰、膿、涙、リンパ液、脂肪、唾液、尿、鼻水、滑液

・ジャオルアンが「水」の場合
身体や身体の各器官は健康で、スタイルが良く、肌ははりがあって明るい。 目がきれいで涙が多く、歩き方のバランスがよい。髪は美しく、量が多い。食事や行動はゆっくりしていて、飢え、寒さ、暑さに我慢強い。声がよく通り、性欲が強く子供が多い。消極的で怠惰な部分がある。

3、タート・ロム
「風」 の要素で動くことができる軽い性質を持つものをさします。

・「風」が構成する6つの動作
頭から足への風(動き)、足から頭への風(動き)、腹の中の風(動き)、胃や腸の中の風(動き)、血液の風(動き)、呼吸の風(動き)

・ジャオルアンが「風」の場合
乾燥肌でかさつきやすく、痩せ型。髪は薄く、関節は動かすと音を立てる。臆病で嫉妬心が強い。熱しやすく冷めやすい。寒さに弱く、不眠がち。おしゃべりだが声は低く不明瞭。性欲は淡白で子供が少ない。

4、タート・ファイ
「火」 の要素で燃焼して熱を発生させる性質を持つものをさします。

・「火」が構成する4つの熱
体温の火(熱)、高熱の火(熱)、老化の火(熱)、消化の火(熱)

・ジャオルアンが「火」の場合
髪、体毛、ひげはやわらかく、若くして白髪になりやすい。お腹が空いて食欲が旺盛。暑さに弱く、忍耐力にかけ、せっかち。関節のしまりが悪く、口臭や体臭が強い。性欲は中程度。

◇季節や気候が病気の原因となる「ウトゥ・ソムットターン」
季節が変わると、気温や湿度、風、気圧などが変化し、人間の身体はその環境へと適応しなければなりません。しかし、もしうまく適応できなければ、バランスを崩し病気になってしまいます。特に季節の変わり目にはバランスを崩しやすいものです。時季を「ルドゥー」といいますが、1年間を3分割してそれぞれのルドゥーごとの特徴があります。

1、キムハ・ルドゥー(4月後半~8月前半)
夏季を意味するキムハ・ルドゥーでは、ソムット・ターンが暑い気候に対応することで身体を維持しています。暑いのに慣れている身体ですが、時折雨などで寒さを感じる時があります。こういう時には、「火」(タート・ファイ)が病気の基本原因となります。

2、ワッサン・ルドゥー(8月後半~12月前半)
雨季を意味するワッサン・ルドゥーでは、ソムット・ターンが湿度に対応することで身体を維持しています。湿度が高い時季にも、時折暑さと寒さが混じることがあります。こういう時には、「風」(タート・ロム)が病気の基本原因となります。

3、ヘーマン・ルドーゥー(12月後半~4月前半)
冬季を意味するヘーマン・ルドゥーでは、ソムット・ターンが寒さに対応することで身体を維持しています。この時期に暑さや寒さを感じることがあります。こういう時には「水」(タート・ナーム)が病気の基本原因となります。

◇年齢が病気の原因となる「アユ・ソムットターン」
アユ・ソムットターンでは、人間の年齢を3つに分けて考えています。

1、パトム・ワイ(0歳~16歳)
幼年期には「水」 (タート・ナーム)が病気の基本原因となります。

2、マッチマ・ワイ(16歳~32歳)
壮年期には「火」(タート・ファイ)が病気の基本原因となります。

3、パッチム・ワイ(32歳~)
老年期には「風」 (タート・ロム)が病気の基本原因となります。

◇住む場所や風土が病気の原因となるプラテート・ソムットターン
人は生まれた土地の影響を受けているという考え方です。それぞれの気候に慣れ親しんだソムット・ターンがあるため、引越しなどで違った環境で生活するようになると、病気の原因となる場合があります。

1、プラテート・ローン(暑い土地の意味)
山岳民族など高地に生まれた人は「火」(タート・ファイ)が病気の基本原因となります。

2、プラテート・ウン(温かい土地の意味)
砂混じりの水のある場所に生まれた人は「水」(タート・ナーム)が病気の基本原因となります。

3、プラテート・イェン(涼しい土地の意味)
雨が多い湿地帯に生まれた人は「風」 (タート・ロム)が病気の基本原因となります。

4、プラテート・ナーウ(寒い土地の意味)
海辺に近い湿地帯に生まれた人は「地」 (タート・ディン)が病気の基本原因となります。

◇時間による起こる病気の原因となる「ガーン・ソムットターン」
1日の中の時間帯によっても生じる病気に特徴があります。これは、身体のソムット・ターンが変化しているためであると考えられています。

1、6時~10時、18時~22時に増大する「水」(タート・ナーム)
鼻水が出たり、下痢をするなど

2、10時~14時、22時~2時に増大する「火」(タート・ファイ)
発熱や腹痛など

3、14時~18時、2時~6時に増大する「風」(タート・ロム)
めまい、倦怠感、疲労など

 
     
 
 
     
 

◆エネルギーライン「セン」を経絡で解明
タイ伝統医学で用いる身体を流れるエネルギーライン「セン」ですが、これを経絡で考えていこうと思います。どちらもエネルギーの通り道であって、身体の中央を通っていたり、センキチャナで見る限り、腹や生殖器の奥深くを通っていたりして、「セン」が身体の表面を走っているわけではないことがわかります。

一部のサイトによると、『「セン」は指で触って確認することができる』というコメントを目にしたことがありますが、手で触れられるのなら、解剖すれば明らかになるということです。現代においても複数見解があったりして明確になっていないというのは、これがエネルギーの通り道であって、解剖してもそんな器官は出てこないからです。タイ伝統医学の中でも、文献によると時代によって少しずつセンの通り道が違ったりしますので、少し混乱するところでもあります。ネット上で『触れることができた』のは、おそらく、筋肉や腱、神経などなのでしょう。

タイ古式マッサージは本来、最低でも2時間の時間を必要とします。それは、全身のエネルギーラインに対してくまなくアプローチをしてゆくからです。最近ではタイでも観光客相手に60分のタイマッサージがメニューとして掲げられていますが、これはそういった意味では亜流です。タイマッサージは、一部分ではなく、全身へのアプローチですから、部分的に行うものではありません。しかし、これでは仮にクライアントの体調がどうであれ、全く同じ施術をすればいいということになってしまいます。

タイマッサージを学習する際には、手順が決まっていますから、センに対する表現もファーストライン、セカンドラインという風に、実際のエネルギーラインの名称は通常出てきません。ただ、クライアントの体調を向上させ、症状を緩和させるためには、エネルギーラインそれぞれの意味を知ることはとても大切なことになってきます。治療家はもちろん、ボディワークのセラピストとして活躍する方たちにも、ぜひ見識を深めていただきたいポイントでもあります。

■セン・スマナ (Sen Summana)
【ラインの通り道】 (中央)舌先~喉~胸~みぞおち
【セン適応症状】 ぜんそく、気管支炎、胸部の痛み、吐き気、風邪、咳、喉の疾患、腹痛、躁病、心臓病、横隔膜のけいれん、上半身のマヒ、消化器系疾患、白昼夢など
【経絡による説明】 東洋医学に照らし合わせると、奇経八脈のうち、宙(任脈~督脈)のうち身体の前面側の任脈の一部しか通っていないことになる。任脈は骨盤内から始まり、腹部の中央を通って、腹、胸、首を経て下口唇の中央まで伸びるライン。このラインは、氣や血のバランスを調整しているラインで、氣が実していたり(多すぎたり)、虚していたり(少なすぎたり)する際にアプローチするラインである。ちなみにヨガでいう「スシュムナーディ」とぴったり重なるエネルギーラインで、これは中央意識路として知られる最も重要なエネルギーラインなのである。また、これは、ナーディの交差点であり、エネルギーの貯蔵庫とされ、肉体的には背骨と血管、神経が対応している。肉体と精神体はチュクラと呼ばれるエネルギーセンターで強く結ばれるが、このスシュムナーディラ上にチャクラが存在していることもあり、身体のバランスを整えるのに有効なラインでもある。

■セン・イッタ (Sen Ittha) ・・・セン・ピンカラの反対側
【ラインの通り道】 (左)左の鼻孔~頭頂部~首~背中1stライン~臀部 ~脚外側3rdライン~膝~脚内側1stライン~腹部~へそ左横のポイント
【セン適応症状】 鼻の不快感、副鼻孔疾患、 頭痛、首こり、 背中の痛み、風邪、膝の痛み、貧乏ゆすり、泌尿器官疾患、腹痛など
【経絡による説明】 水(胃経・膀胱経)
木(肝経・胆経) 金(肺経・大腸経)


■セン・ピンカラ (Sen Pingkhala)・・・セン・イッタの反対側
【ラインの通り道】 (右)右の鼻孔~頭頂部~首~背中1stライン~臀部 ~脚外側3rdライン~膝~脚内側1stライン~腹部~へそ右横のポイント
【セン適応症状】 鼻の不快感、副鼻孔疾患、 頭痛、首こり、 背中の痛み、風邪、膝の痛み、貧乏ゆすり、泌尿器官疾患、腹痛、および肝臓疾患、胆のう疾患など
【経絡による説明】 水(胃経・膀胱経) 木(肝経・胆経) 金(肺経・大腸経)


■セン・カラタリ (Sen kalayhari)
【ラインの通り道】 (上)へそ~腹部~胸部~両肩~両腕内側~手~指関節~指先
(下)へそ~鼠経部~両脚内側2ndライン~足~足底ポイント3~足指先
【セン適応症状】 消化器系疾患、消化不良、背中の痛み、背骨の痛み、腕の痛み、腕のマヒ、脚の痛み、脚のマヒ、膝の痛み、指の関節炎、胸の痛み、ヘルニア、てんかん、卒中、精神分裂症、ヒステリー、精神障害、不整脈、狭心症、リウマチ性心臓病、静脈炎、黄疸、百日咳など
【経絡による説明】 金(肺経・大腸経) 地(心包系・三焦系)


■セン・サハサランシ (Sen Sahatsarangsi)・・・ セン・タワリの反対側
【ラインの通り道】 (左)左目~喉~胸部左側~腹部左側~脚外側1stライン~足底~脚内側1stライン~鼠経部~へそ下ポイント
【セン適応症状】 顔面マヒ、歯痛、喉の痛み、目の充血、目の腫れ、白内障、目の機能障害、胸の痛み、胃腸病、泌尿器系疾患、発熱、脚のマヒ、脚のしびれ、膝関節痛、ヘルニアなど
【経絡による説明】 土(脾経・胃経)


■セン・タワリ (Sen Thawari) ・・・セン・サハサランシの反対側
【ラインの通り道】 (右)右目~喉~胸部右側~腹部右側~脚外側1stライン~足底~脚内側1stライン~鼠経部~へそ下ポイント
【セン適応症状】 顔面マヒ、歯痛、喉の痛み、目の充血、目の腫れ、白内障、目の機能障害、胸の痛み、胃腸病、泌尿器系疾患、発熱、脚のマヒ、脚のしびれ、膝関節痛、ヘルニアおよび黄疸、虫垂炎など
【経絡による説明】 土(脾経・胃経)


■セン・ラウサン (Sen Lawusang) セン・ウランガの反対側
【ラインの通り道】 (左)左耳~喉の左側~胸部左側~乳首左側~みぞおち
【セン適応症状】 耳の疾患、 難聴、耳鳴り、咳、顔面マヒ、歯痛、胸の痛み、胃腸障害など
【経絡による説明】


■セン・ウランガ (Sen Uragka) ・・・セン・ラウサンの反対側
【ラインの通り道】 (右)右耳~喉の右側~胸部右側~乳首右側~みぞおち
【セン適応症状】 耳の疾患、 難聴、耳鳴り、咳、顔面マヒ、歯痛、胸の痛み、胃腸障害および不眠症、皮膚下のかゆみなど
【経絡による説明】


■セン・ナンタクラワット (Sen Nathakrawat)
【セン適応症状】 ヘルニア、頻尿、不妊症、生理不順、性的不能、早漏、尿閉、下痢、腹痛など
【経絡による説明】 へそから会陰にかけては、センスマナ同様に奇経八脈のうち、宙(任脈~督脈)のうち身体の前面側の任脈と重なり合う。タイ伝統医学の奥義のひとつ睾丸マッサージ「ジャップカサイ」や女性版の「ヨクトーン」はこのラインに対するアプローチ法である。
◇セン・シキ二 (Sen Sikhini)
【ラインの通り道】 へそ~尿道~尿道口
◇セン・スクマン (Sen Sukhumang)
【ラインの通り道】 へそ~結腸~肛門

■セン・キチャナ (Sen Khitchanna)
【セン適応症状】 ヘルニア、頻尿、不妊症、生理不順、性的不能、早漏、尿閉、下痢、腹痛および性的衝動の安定
【経絡による説明】
◇セン・ピタクン (Sen Pitakun)
【ラインの通り道】 (男性)へそ~陰茎
◇セン・キチャ (Sen Kitcha)
【ラインの通り道】 (女性)へそ~子宮~膣

 
     
 
 
     
 

◆東洋医学の基本
東洋医学でも、人体の活動を担う本質は、臓器である五臓六腑ではなく、その中を流れるものにあると考えられています。臓器や消化器官、骨格は、入れ物に過ぎず、その中を流れる「気」と「血」が重要なのです。中国医学においても、「セン」と同じように全身を流れる「経路」があります。「経路」は、「気」と「血」が流れるルートで、十二経脈には手太陰肺経、足太陰脾経など、身体の役割と臓器にちなんだ名前が付いている。「気」は、気力の気、元気の気であり、身体を動かす目に見えないエネルギーをいいます。「血は」身体を養う栄養素であると同時に栄養素を運ぶ役割を担っています。西洋医学でいう血液よりもかなり広い意味をもっています。「水」は身体に潤いを与えるもので、「気血」は身体を温めますが、「水」は身体を冷やす役割をしています。経穴(ツボ)は、経路上にある点で、 経路を電車の路線に例えれば 、経穴は駅にあたります。

東洋医学は、自然治癒力を引き出すことで、健康維持や病気の改善を目指す伝承医学です。東洋医学では、人は大自然(大宇宙)のなかの一つと捉え、 自然界の影響を受けていると考えます。そして人体(小宇宙)の生理・病理・疾病の発生なども同じ原理・法則で説明できると考えています。西洋医学では組織、器官はそれぞれ独立して異るものと捉えますが、東洋医学では異なった機能を持ちながらも全体として互いに繋がりを持った一つの自然(生命体)として捉えます。

心と体は一体のものであり、人体の様々な機能は心と体の密接な関係によってなされると考えています。精神状態(感情)を病気の原因として重視し、同時に身体的な異常は精神活動に影響するともしています。病気の原因・症状・体質・精神状態などを総合的(全体的)に捉え、治療も全身的な調整に重きをおいて行います。この事から東洋医学は「病気を診るのではなく病人を診る、病気を治すのではなく病人を治す。」と言われています。

東洋医学は「未病を治す」ということを理想としています。未病とは半健康な状態を指し、この状態を放置しておくと、器質的な病変に基づく本格的な病気に発展するのです。「未病を治す」とは半健康な状態を健康なレベルに回復させる事を言い、これは現代で重要視されている予防医学に相当します。

西洋医学と東洋医学とでは、病気に対する考え方・捉え方が根本的に違うので、当然治療に対する考え方も違ってきます。東洋医学では全ての疾患・症状を陰陽、経絡に結びつけて考えていきます。

 
     
 
 
     
 

◆陰陽論
陰陽論とはこの世のすべての物質や現象を陰と陽に分けて把握しようとする考え方です。始まりはBC1000年前後の中国と言われています。インドが起源のアーユルヴェーダの考えからから発展したとも言われ、アーユルヴェーダの考え方にも類似する部分があります。

この理念は、東洋医学や多くの食事療法や伝統医学の基礎となっています。西洋医学の歴史にも存在します。陰陽説は、アロマセラピーやメディカルハーブ、そのほかの自然療法や代替医療と密接な関わりがあります。この理論を知っていると、より植物や自然の働きを理解しやすくなり、世界が広がります。陰陽は一方が強くなれば一方は弱くなります。陰が極端に強くなると陽が現れ、陽が極端に強くなると陰が現れます。陰陽は常に交流、循環してバランスを保っているという考え方です。

陽 天 太陽 火 晴天 男 春夏 昼 上 外 表 上半身 背 四肢 気 血 陽経脈 経絡 腑 心 肺 胃

陰 地 月 水 雨天 女 秋冬 夜 下 内 裏 下半身 腹 身幹 血 津液 陰経脈 臓腑 臓 腎 肝 脾

 
     
 
 
     
 

◆気・血・津液
東洋医学では、細胞ひとつひとつが元気になれば、すべてが良くなるという考え方をします。細胞は、そこに「気・血・津液」という3つの要素が運ばれれば元気になるわけです。「気・血・水」は互いにバランスを取りながら全身を巡り、どれかが不足したり巡りが滞ると、身体に不調が生じます。

・「気虚」
疲れやすく倦怠感がある、汗をかきやすい、下痢をしやすい、手足が冷えやすいなど気=エネルギーが不足しているタイプ。気を補う食材や、身体を温める食べ物を意識的にとりましょう。おすすめ食材は、おたね人参、なつめ、かぼちゃ、キャベツ、山芋、じゃがいも、さつまいも、しいたけ、いちご、さくらんぼ、ぶどう、うなぎ、かつお、あじ、鶏肉、牛乳

・「気滞」
エネルギーの流れが停滞しているタイプ。イライラしやすく怒りっぽい、ため息をよくつく、ゲップが出やすい、胸や喉につかえたような感覚、月経前に具合が悪くなりやすいなど。偏りのない食事を心がけ、香味野菜やハーブ類を活用しましょう。おすすめ食材は、セロリ、しゅんぎく、しょうが、にら、菊花、しそ、みょうが、みつば、ゆず、パセリ、グレープフルーツ、ジャスミン茶、ミント茶、ゆず茶

・「血虚」
夢をよく見る、目が疲れやすい、便がコロコロしている、皮膚や髪が乾燥しやすいなど。身体に栄養を送る「血」が足りないタイプ。黒赤の食材の他、肉料理を取り入れてバランスの良い食事を心がけましょう。おすすめ食材は、なつめ、黒きくらげ、黒ごま、くるみ、松の実、黒米、ひじき、ほうれんそう、にんじん、いちじく、ぶどう、牡蠣、レバー、赤身の肉、羊肉、牛乳、たまご

・「お血」
顔色が黒ずんでいる、くすみが気になる、肌荒れしやすい、月経痛がひどい、あざができやすいなど、血の流れが悪く汚れて溜まっているタイプ。血の巡りを良くする辛味野菜など、身体を温め血行を良くする食事を取りましょう。おすすめ食材は、紅花(※妊婦禁)、黒きくらげ、うこん、とうがらし、さんざし、あずき、黒豆、なす、ピーマン、ちんげんさい、ほうれんそう、たまねぎ、にら、にんにく、らっきょう、ブルーベリー、もも、かつお、まぐろ、酢、黒酢

 
     
 
 
     
 

◆五行論
五行論は陰陽論が発展したもので、自然界のものを五つの要素に分類した考え方です。万物は水、木、火、土、金の5つの元素に分けられ、それらがお互いに影響し合って宇宙が成り立っていると考えます。この五つは、アーユルヴェーダの五大元素(空、風、火、水、地)と似ていますが、少し違う考え方です。アーユルヴェーダの五大元素は、万物の性質を表すのに対し、五行説の5つの性質は、自然のエネルギーや動的な力のような概念です。

五元素はお互いに影響し合っています。となり同士の性質は相生関係であり、向かい合う性質は調整する相克関係となります。相生関係では、まず「水」から始まります。水を吸って「木」が育ちます。「火」は木によって勢いを増し、燃えた灰は「土」の養分となります。土の中では養分が固まり「金」を生じさせます。金属は溶けて「水」に戻ります。

相克関係では、向かい合う性質は、抑制し調整する関係です。「水」は「火」を消す力があり、勢いを調整します。「木」は「土」の養分を吸い、または根をはり勢いを調整します。「火」は「金」を溶かすことで抑制し、「土」は「水」の流れを止めます。「金」は「木」を切り落とし、抑制します。

このようにより勢いを増す関係と、調整し合う関係がうまく組み合わさって自然界のバランスが取れています。私たちもこのバランスに沿って生きることで、スムーズに生きられると考えられています。

五元素の体の機能を表す概念を五臓といいます。腎・肝・心・脾・魄の五種類があり、それぞれ五元素の水・木・火・土・金に対応しています。西洋医学で言う腎臓、肝臓、心臓・・・よりも広い意味を持っています。私たちの体の「水」のエネルギーに不調があるとき、それに対応する「腎」の機能が低下するという考え方です。五臓と合わせて五腑(六腑)という概念もあり、五臓に対応する腑があります。

五行説の元素は「水」から始まります。生命の根源です。植物で言うと種子の時期です。最も本質的なエネルギーで、種子のように内側に生きるエネルギーを蓄えています。一見停止しているように見えますが、内側には高い生命力や可能性、潜在能力を秘めています。そこから発展して、成長機能や老化とも関連してきます。また、水は潤す、上から下に流れていく、冷やす、といったこととも関連します。安定している「陰」であり、季節は「冬」、時間は「夜」です。存続する事が主な目的なので、体の機能は生殖に関すること、精神面では志すことに関わります。「水」は火を消すため、「火」を調整します。また、「木」に栄養を与え、「土」に抑制されます。五臓は「腎」、五神は「志」に対応します。

五行の第二元素は「木」です。「水」の種子の時期から、成長して、加速していく時期になります。方向性が定められる時期でもあります。植物で言うと新芽の時期です。季節は「春」、時間は「朝」です。人生では、動機付けされ、成長していくこと、そして周りに順応していくことと関わります。木は曲がりながらも上へ上へと伸びます。そのため、束縛や自由にできない環境を拒みます。体の機能でも、栄養を体中に送ったり、スムーズに動く働きを助けます。「木」は土の養分を吸うことから「土」を抑制します。また、「金」に調整され、「火」を助けます。五臓は「肝」、五神は「魂」に対応します。

五行の第三元素は「火」です。「水」の種子の時期から、成長して、加速していく「木」の時期が過ぎ、さらに拡張し勢いが最もある時期が「火」です。植物で言うと花が咲き開く時期です。季節は「夏」、時間は「正午」です。人生では、方向づけられた道筋を具現化させる時です。そのため「火」はアイデンティティと深く関わります。自分が本当に心から満足できる何かを見つけます。「火」は金属を溶かすことから「金」を抑制します。また、「水」に調整され、「土」を助けます。五臓は「心」、五神は「神」に対応します。

五行の第四元素は「土」です。「水」の種子の時期から、成長する「木」の時期が過ぎ、勢いと情熱がある「火」が過ぎると、それらが形となる「土」となります。「土」は具体化したり、形を作ったり、変容するエネルギーです。また、それを維持する働きもあります。植物で言うと実がなる時期です。季節は「長夏」、時間は「午後」です。心理面では、学習や思考に関連し、肉体面では体を形作る筋肉や、栄養に変容させたり吸収させる機能に関わります。「土」は「水」を抑制します。また、「木」に調整され、「金」を助けます。五臓は「脾」、五神は「意」に対応します。

五行の第五元素は「金」です。金が土が凝縮され純化してできるように、「土」までの時期に具体化したものを、純化させ、秩序を与える時期です。内省の時でもあります。外からの純粋なエネルギーを取り入れ、体内の汚れたエネルギーを手放していく交換の場でもあります。そのため、外界との境界線である皮膚とかかわりがあります。心理的には、個人と周りの距離がテーマになります。植物で言うと「金」は呼吸器の役割を果たす葉になります。季節は「秋」、時間は「夕方」です。「金」は「木」を抑制します。また、「火」に調整され、「水」を助けます。五臓は「肺」、五神は「白」に対応します。

凝っていると感じたときに押すと気持ち良い、いわゆる「ツボ」。 民間療法だと思われがちですが、世界的にも医療的効用が正しく認められている漢方医学の一つです。東洋医学の世界ではツボのことを正しくは「経穴(けいけつ)」と言います。「ツボ」の正体である「経穴」とは、身体の内側と外側を通過するエネルギーが通る道と考えられている「経絡」の中継地点であり、エネルギーが注がれる場所であるとされています。WHOの定義では全身のツボの数は361個。特に 筋と筋の間筋と腱の間、筋と骨の間、関節のふくらんでいる部分などに多く存在するとされています。

経絡とは、「ツボ」を結んだラインですが、これは気の流れる通り道。経絡は、内臓と連絡しているエネルギーラインです。東洋医学では、五臓六腑が元気になれば、身体全体が元気になるという考え方をします。エネルギーの通り道である経絡には、「正経十二経脈」と「奇経八脈」がありますが、陰陽でひとつと考えますから、7本のラインについてアプローチします。

経絡治療では、クライアントの症状から、以下のエネルギーラインごとの症状を検証し、ひとりひとりのクライアントに対して症状を緩和するためのアプローチを行っていくわけです。

水星エネルギー・・・足小陰腎臓経・足太陽膀胱経
金星エネルギー・・・手太陰肺経・手陽明大腸経
地球エネルギー・・・手厥陰心包経・手少陽三焦経
火星エネルギー・・・手少陰心経・手太陽小腸経
木星エネルギー・・・足厥陰肝経・足少陽胆経
土星エネルギー・・・足太陰脾経・足陽明胃経
宇宙エネルギー・・・任脈・督脈

何らかの原因で各臓腑の働きが悪くなると、それぞれの臓腑が支配している部位の変調が現れます。その影響が同時に経絡の変動としても現れます。つまり、ひとつの原因から徐々にすべてに影響していき、放っておけば、すべてが悪くなってしまうという考え方です。

 
     
     
     
     
 
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