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伝統医学マッサージによる臨床的アプローチ
 
 

CLINICAL APPROACH

 
  クリニカルアプローチ  
     
     
  高血圧症  
     
  高血圧症  
     
 

タイマッサージで高血圧症の患者に対するアプローチを行いました。実験は120分間のタイマッサージで血圧が下がるかどうかの実験。血圧計を用いて施術の前後に測定し、一度の施術で血圧が下がるかどうかを検証しました。被験者は慢性的な高血圧症で病院で処方された薬を日頃から服用している70代女性。食生活では塩分をとりすぎない食事を心がけているが、日常的に運動はしていないそうです。施被験者が到着してしばらく時間をおいてからまず血圧を測定し、施術直後にも同様に血圧を測定しました。

ちなみに高血圧(Hypertension)とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態。高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いですが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因となるので臨床的には重大な状態です。高血圧症は生活習慣病のひとつとされていますが、中年以降になってその状態に対処すればよいというものではなく、若いうちから正しい生活習慣を心がけ、予防することが大切です。一般的に、塩分を控えた食生活、野菜をとること、喫煙をしないこと、適度な運動が大切とされています。

実験は、タイマッサージを約120分間行う前と後で、血圧に変化がみられるかどうかというものですが、施術の前後では、血圧の下降が認められました。120分間のタイマッサージでは足の部分へアプローチする時間は約45分間くらいでした。足にはエネルギーラインが集中しており、この部分に「痛気持ちいい」程度の刺激を与えることで、血圧が調整されることは、度々の過去の実験結果でもわかっていましたが、高血圧症と診断されている患者さんに対しても効果があることを確認することができました。

一時的には血圧が下がることが確認されましたが、継続的に毎日行って、その患者さんの高血圧症が治るかどうかまでは検証できておりません。高血圧の原因となっている生物学的な原因が明らかでないですし、特定の疾患などが原因で起こる二次性高血圧かもしれません。原因としての生活習慣には、塩分の多い食事の摂取や、運動不足、飲酒や喫煙もあります。

今まで高血圧は「脳溢血」を引き起こす要因とされていました。確かに戦後の日本では、脳溢血は死に至る恐ろしい病気でした。栄養状態が悪く、血管がもろかったため、高い血圧に耐えられず出血を起こしやすかったからです。しかし、現代では、脳溢血は激減しています。栄養状態が改善されて細胞の膜が丈夫になり、血管も強くなりました。もろく破れやすい血管は、過去のものとなっているようです。

問題はここからです。血圧を下げる降圧剤は、脳溢血に代わって日本人に増えてきた「脳梗塞」のリスクを高める可能性があるとわかってきたのです。降圧剤を飲んでいた「のに」、脳梗塞が起こったのではなく、降圧剤を飲んでいた「から」、脳梗塞が起こったのではないか? ということです。それを裏付ける研究が発表されたのは2006年のこと。東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一氏は、福島県の住民4万人を対象にした研究で、「血圧を薬で下げている人は、薬を使わない人より脳梗塞が2倍になる」というデータを発表したのです。

脳梗塞とは、血栓(小さな血の塊)によって脳の血管が詰まる病気です。血管が詰まりかけると、心臓はポンプの圧力を上げて、血の塊を吹き飛ばそうとします。血圧を上げることで、脳を守ろうとするのです。「高血圧が脳梗塞の原因」ではなく、「脳梗塞を治すために血圧を上げている」状態なのです。血流が弱いと、詰まった血栓を取り除くことができません。つまり血圧を下げる薬を飲むことは逆効果であり、命を危険に晒すことだと言えるのです。

※タイ古式マッサージでは、高血圧のクライアントには施術をしないのがルールです。血管の損傷による重大事故につながる恐れがあるため、禁忌事項として上げられている項目です。ですから、圧のコントロールは慎重に行いながら、クライアントの呼吸、体温、血圧などから体調の変化を読み取りながら、行う極めて繊細な施術が要求されます。未熟なセラピストでは重大事故を招きかねませんので、安易に行うことは絶対におやめ下さい。

 
     
     
     
 

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