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CLINICAL APPROACH

 
  クリニカルアプローチ  
     
     
  めまい  
     
   
     
 

めまいにはさまざまな原因があります。脳や耳の中の機能に異常があっておこるめまいや、貧血によるめまいのほか、血圧の急激な変化によって脳に送られる血液量が不安定になることで起こるクラっと感じるようなめまい、ストレスや気圧の変化などによって自律神経のバランスが乱れることで起こるめまいもあります。

自分自身が回る、天井が回る、グワングワン、グルグル、そういった表現で訴えるめまいは、耳の中の内耳といわれる平衡感覚を司るところに、浮腫があったり、炎症があると起こります。難聴や、耳鳴りなどが一緒に起こる場合もあります。メニエール病や内耳の炎症の可能性もあります。

地に足がつかない、歩くとふらつく、からだが揺れている感じがするなどのめまいは、偏頭痛や肩こりなどが原因で起こることがあります。小脳や脳幹など脳に異常がある場合がありますが、ろれつが回らない、すぐに蹴躓く、ものが二重に見えるなどの症状がある場合は、脳の血行循環に障害がある場合もあるため、早めに受診をしてください。

立ちくらみなど、きゅうにふらっとおこるめまいは、脳への血流が少なくなったため起こる目眩で、しばらく座っておくと楽になります。たとえば脱水や、貧血などです。低血糖でも起こりますが、この場合は冷や汗、動悸などが症状として一緒に起こります。

食後に意識を失うように眠くなる(眠ってしまう)のは、首の血管の動脈硬化でも起こります。その他、ストレスなどで自律神経のバランスが崩れ、脳の神経伝達が悪くなるとめまいを起こす事もあります。更年期症状で自律神経障害によってもめまいが見られます。

めまいの軽いものは、目を閉じればすぐに止みますが、重い場合は、船や車に乗っているようにふらふらして立つことができなく、或いは悪心・嘔吐・発汗を伴い、ひどい場合は昏倒することさえあります。 めまいと関係が深い臓腑が下記の肝・腎・脾になります。めまいは3つの臓腑の働きのいずれかが乱れて起こると考えています。

「めまいは肝に属す」(諸風掉眩、皆肝に属す)といわれ、めまいと最も関係が深いのは肝だと考えています。中医学でいう肝は肝臓機能の働きだけではなく、自律神経の働きを調整して全身の血液循環をコントロールしています。血流や筋肉の働きも管理していますから更年期の問題や肩こり等も肝が関わってきます。目の使いすぎ、神経の使いすぎ、ストレス、寝不足、過労等は肝を消耗させる事になります。結果として自律神経の働きが乱れ、脳や内耳の方へ十分血液が循環しなくなり、めまいの症状を起こします。従って、肝と関係のあるツボがよくめまいの治療で用いられます。

「腎は耳に開竅する」といわれ、耳は腎とも深く関係が有ります。東洋医学でいう腎は泌尿器だけでなく、内分泌(ホルモン)系、免疫系、生殖能力、骨や歯、耳、髪、腰、ノド等と関係しています。発育・成長・老化と関係していますので、年をとる毎に腎の機能は低下していきます。

いわゆる「腎虚」と呼ばれる状態です。腎虚になると骨や歯は弱くなり、尿の出方、生殖能力も弱ってきます。そして耳の方も、耳鳴りや難聴が起き易くなります。耳の内耳の平衡器官の方が障害されるとめまいが起こります。

「痰無くしてめまい起こらず」といわれ、水毒症状の代表としてめまいが起こる事が有ります。油っこい食べ物、甘い物の食べ過ぎ、冷たい物の飲み過ぎ等が消化器系の働きを弱め、胃内停水といって、胃の中で水がポチャポチャした状態になります。こういう状態を水毒といって身体の中の水分代謝が悪くなります。例えば内耳の水ぶくれ等でめまいを起こし易くなります。

めまいに効くツボは、耳の後ろの翳風(えいふう)や頭の竅陰(きょういん)が有名です。

 
     
     
     
 

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